カリブロ

日本で社畜だった広島カープ好きの男がカリブ海へ!! スペイン語・ガジェット・雑記を綴るブログです。

ちょっとおもしろいドミニカの電気事情

前回の記事では水道事情に関して書きました。安全では無く、且つ、少し不便な水について知って頂いたかと思います。

一応、リンクを貼っておきます。 

cariblog.hatenablog.com

 

さて、今回は現代人必須のインフラの一つについて書いてみたいと思います。

それは…電気です。

何をするにしても現在は、電気に依存しています。キッチンに置いてある家電はたいてい電気を使用します。電子レンジ・冷蔵庫・コーヒーメーカー・IHのコンロ。日本のある家庭はオール電化で、ガスなど使わずお風呂の給湯まで全て電気でまかなっているというご家庭も数多いと思います。

また、PCやスマホももちろん電気が無ければ使用することが出来ません。仕事をされている方はスマホの電池が無くなると調べ物や必要な資料がダウンロードできないと仕事にならない、や、電話が繋がらない!!何をしているんだ!!とクレームを受けると困るので、車には車載用充電器や充電用バッテリーを常備されている方もおられると思います。

 

その大切且つ大いに依存している電気。

ドミニカの電気事情はどうなっているのでしょうか?

下記の2つの点から体験談をお伝えします。

 

今日は、(1)電気を使用する際の手続き(2)停電状況 について書きたいと思います。

 

日本とは少し形状が違いますが、使用量がデジタルでわかるメーターが設置されています。

画像は現地のメーターでは無いですが似たようものが設置されています。

 

(1)電気を使用する際の手続き

ドミニカ共和国は各種手続きが不思議なところで、いい加減なところとなぜなのか理解できないけど複雑・厳格なことが混在する国です。それは、電気の手続きも同じです。

ボクが借りているアパートは、入居する数日前まで前入居者、つまりは退去者によって使用されていてました。つまり、退去して間もない状態で賃貸しました。日本だと、たいてい退去の際、退去者は数日前に各電力会社に◯◯日に退去しますよ、と伝え、電力会社退去翌日にメーターを確認し精算します。

しかし、ここはドミニカ…。そのようにスムーズにはいきません。

退去者は電力会社に退去通知や解約通知をすることなくお引越ししたようです。つまりは、名義を残したままアパートを後にしたのです。

賃貸の際、管理人に念の為、電気はつながっているか?契約はどうなっている?ということを確認をしました。すると管理人はこのように言うのです。

 

「前の人の名義のまま使えば良いよ。請求書届いたら支払ってね」

 

えっ…びっくりしますよね。日本の常識からすると考えられない。それだったら、前の人の電気代も払わないといけないのかよ!!と、思いながら、まあ、ここはそういうことも多いからと言うことで仕方がない、と数日過ごしていました。数日後の昼間。急に停電。冷蔵庫も何もかもがストップ。(後述しますが、ここドミニカでは計画的に停電が行われています。)しかし、真昼間から停電は住んでいるエリアからしてあまり考えられません。なので、昼間から停電とは珍しいなと話していました。

まあ、今日中に、電気が必要な夜までには回復するだろうと思ってやり過ごしていました。しかし、夕方暗くなり始めても電気が繋がりません。もうちょっとしたら電気がつくだろうとたかをくくり、ディナーでも食べに行こうと遠出しました。帰宅したのは22時過ぎ頃だったと思います。

部屋に戻って電気のスイッチをオフからオンに。あれ、おかしい。電気がつかない…。さらに、おかしいことに周りの家を見ると電気がついている。下の階の部屋も明々と電気がついている。

停電時のことをよくよく考えてみると、屋根でガタガタなにか作業をしているような音が聞こえたこと。その後、急に停電になったこと、を思い出しました。そこで、下の住民に電気の状況はどうかを確認したところなんと「普通に使っているよ」という返事でした。なんでやねん。と心の中でつぶやきながら、さすがドミニカと思いその日は早めに就寝することにしました。次の日、管理人に確認したら次のような状況が判明しました。

 

”退去人が解約通知を電力会社に連絡

→連絡を受けた電力会社が電気を停止するため屋根に登って電気を停止させる

→真昼間に停電”

 

このような流れです。日本であればメーターをまず確認し、使用されているなら家や部屋を尋ねて状況を確認する可能性があるのに、強制的に、それも屋根まで登って根本から配線を外して停止。なんともワイルドというかすごいことしますよね。

これでは、電化製品を使用することもできないし、冷蔵庫内の物は腐っちゃうし、日常生活に支障をきたしてしまうのですぐに開通するように要請。しかし、ここでもトラブル(と、言っても現地の人にとってはトラブルでは無いかもしれません)が。

 

開通の手続きをするために向かい戻ってきた友人の話からすると次のように電力会社から言われたとのこと。以下、電力会社が言ったであろう発言を要約。

 

「契約をするには前の住民の人と一緒に来てもらって、契約移行の手続きをとって下さい」

 

どういうことか理解するのに困りましたが、前の住民が解約したのだから新規契約をすれば事足りる、ということでは無い。つまり、新規契約することはできない。使用するには移行手続きが必要。その為には前の住民と一緒に会社に来て手続きして下さい、ということです。意味不明です(笑)なぜそんな手間をかける必要があるのか意味が分かりません。なんとも複雑な仕組み・契約方法です。ま、しかし、そこはドミニカの慣習があるのでしょうから、ぐっと飲み込み、管理人にお願いして、退去者と連絡をとってもらい、後日我々とその退去者が一緒に電力会社に出向いて手続きをしてもらうようお願いし電力会社での話は終えたようです。

 

後日…。

それから数日後管理人から連絡が有り電力会社に出向くことになりました。ボクは、家のことをアレコレしていたので友人がまた電力会社に出向き、少しして帰ってきました。その内容は次のようです。

「前の住民は、遠くに住んでいるから来れないらしい。だから新規契約の手続きをする」

もう、わけが分かりません。この前までは、新規契約ダメだったのではないのか?この方法があるのなら先日出向いた時に言ってくれ!どないやねん!とツッコミどころが満載ですが、詳しく聞くと、どうも新規契約をするためには、退去人が何かしらの書類を用意する必要があるらしく、契約移行であるならばすぐに開通できるとのことで、先日はそのような提案になったそうです。しかし、今回出向いた際に退去者が遠くに引っ越したため電力会社に来れないらしく物理的な理由から新規契約をすることになったようです。なかなか消化しきれてないので、説明も意味不明になってしまいましたが、そのような理由です(笑)

したがって、現在、まだ新規契約ができていません。

一応、現在、管理人が電気を使用できる状態にしてくれています。なので、なんとか電化製品も使用できていますし、ブログの記事を投稿することもできています。

まだまだ、契約事はいろいろありそうですね。

(2)停電状況

さて、(1)で触れましたが、この国の停電状況はどのようになっているのかお伝えします。

日本は、停電はイレギュラーなことがないとほぼありません。停電があるとしたら自然災害や電力会社の変電所のトラブルとかそのようなことが考えられます。また、計画停電は東日本大震災時に関東では実施されたことが有りました。しかし、その後、計画停電などはめったに無いはずです。では、ドミニカはどうでしょう?

 

答えは、場所による。

 

基本的に計画的停電があると思って下さい。現在、住んでいるエリアは、夜中の午前を回ってから午前8:00くらいまで約8時間の停電があります。しかし、隣町に行くと24時間電気が使用できるところもあります。(因みにですが、隣町と現在居住しているエリアは同じ電力会社です。)また、もっと停電時間が長いところも有れば、時間帯が違うところもあります。

計画停電に関しても、適当なところがドミニカらしいです。ただ、停電するところはきっちりします。しかし、例外もあります。その例外の一つについて書きたいと思います。

それは、フィエスタの日。

この日は、夜中でも電気が開通しています。フィエスタって何?

”fiesta (1)パーティー、宴会(2)祝日”

のことです。お休みの日で、その日は飲み明かしたり踊り明かしたりする日と言っても過言ではありません。その日は、夜中中、踊るために爆音を鳴らし続けなければいけません。また、夜中中踊るので明かりが必要です。その日に限っては、停電がありません。あったとしても、かなり深い夜、夜明け前にようやく停電します。

でも、1日の通電させる時間や供給量はある程度決まっているのだろうから停電しないといけないのでは?と、お思いでしょう。その指摘は、的を射ています。その通りです。では、どうするのでしょうか?

それは、昼間に停電させる。

さすがドミニカです。さすが陽気な国です。夜のパーティーのために昼間停電させるのです。パーティーメインの考え方です。生活よりもパーティーの方がプライオリティが高いのです。楽しければ良い的な面白い国ですよね。

 

では、電気が常時必要な場合はどうする?

電気が無いと困る商売もあるはずです。商店(コルマド)などは、冷えた水やジュース類、冷凍しなくてはならないアイスなども売っています。そのような電気が常時無いと困るところは停電時どうするのでしょうか?そのような場所は、大きな発電機を用意しています。ま、当たり前といえば当たり前ですが。

発電機を家庭に置いているところもあります。ただ、全ての電化製品をカバーするには大型の発電機やバッテリーを設置しないといけません。また、それらを使用するとなると通常の電気料金よりもコストがかなりかかってしまいます。(電気料金も驚きなので請求書が届いたら料金に関してもご報告します。これも面白いですよ。)

となると、必要最低限のものだけを動かします。例えば、冷蔵庫のような電力がかかるものは繋がないなどの対策をします。そのようにして停電時をしのいでいきます。なんだかこの国にいると自然とサバイバルの能力がつきそうですね。

ブログを書いたりするためにも発電機は設置したいなあ…。

 

 

さて、ドミニカの電気事情はいかがでしたか?

面白いでしょう?適当なのか厳格なのか不思議なところはありますが。

まだ、電気に関しては書ききれないことも多数ですが、スペイン語が堪能になったらこの国の電力会社はどうなっているのか、そもそも発電等はどうしているのかなども調べます。

そして、適当なような厳格なようなエピソードはまだまだありますので、また、お伝えします。